インドネシアの正装、バティックってなに

みなさんバティックってご存知ですか?

バテックはインドネシアの民族衣装で日本の着物のような存在です。

今回はインドネシアの民族衣装であり正装でもあるバティックについてまとめてみました。

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バティックって何

2009年にユネスコ世界無形文化遺産に認定された「ロウケツ染めの布製品」です。

このロウケツ染めですが、染色する以外の場所をロウで覆う手法です。

日本では「ジャワ更紗」とも呼ばれておりバティッシャツや腰巻が人気です。

絵柄は赤やオレンジなどの原色系が多く柄も日本人からみると派手なものが多いです。

言いかえるとアロハシャツのアジア版といった感じですね。

バティックシャツには、長袖と半袖があり長袖は礼装でもあるそうです。

バティックの歴史

もともとはインドネシアの王宮で王侯貴族が着用していた衣装でした。

19世紀のオランダ統治時代にはオランダ商人がバティックをヨーロッパに紹介して一大ブームになりました。

これを受けてインドネシアでバティックがこのころに商業化されました。

このころは欧風デザインのバティックも流行ったそうですよ。

その後第二次世界対戦中の日本統治時代には富士山や桜などの日本テイストのバティックも生産されました。

インドネシア独立後初代大統領のスカルノさん(あのデビ夫人の旦那さん)が国民統合の象徴としてバティクを普及させようと作らせたものが現在のバティックの原型と言われています。

バティックの種類

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手製バティック (Batik tulis)
ロウ置き道具で手描きで染色されたバティックです。

ロウ置きするのにけっこう時間がかかるので高級品です。

値段は数万円から高いものだと数十万円し日本の高級着物のような感じです。

絵柄は素人の私が見てもとても綺麗でスーパーで売ってるバティックとは全然違うクォリティーです。

型押しバティック (Batik cap)

銅版にロウをつけて型押しして染められたバティック。ロウ置きの時間が短いので量産に向いてます。

一般的に、スーパーやマタハリで売っているもので数千円程度で買えます。

私的には、これで十分です。

バティック・デイ

インドネシアでは金曜日バティックの日(カレーではない・・)です。

もちろん強制ではないんですけどインドネシア人は金曜日はたいてい職場でもバティック着てます。

日本人も合わせて金曜日はバティック着てる人多いですね。

マレーシアにもバティックがある?!

インドネシアの人は、マレーシアがあまり好きではないみたいです。

その理由の一つがバテックをめぐる議論です。

マレーシアが、バティックは自分の国の民族衣装で、発祥地はマレーシアだと主張しました。

これを受け、インドネシアは世界無形文化遺産の認定に向けて動いたそうです。

(ん〜・・どこかの老舗ラーメン屋で聞いたような話ですね)

まとめ

今回は、日本人にあまり知られていないバティックについてお話ししましたがいかがでしたか。

私もバティックは好きで、金曜日にはいつも着てます。

原色の明るい色なのでなんだか気分がリラックスしますよ〜

日本も今後、夏にはバティックをクールビズの一環で取り入れたら、雰囲気がちょっとは

明るくなるんじゃないかな〜と思う、今日この頃でした。

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